シリーズ <動きだす名画たち Masterpieces animated > 9. 風神雷神図

最終回. 9. 風神・雷神図
 世界で制作された名画のアニメーションを紹介し、手短な解説を足してゆきます。
 名画に隠されていた面が見えてくるかもしれません。 
 なお、拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 においても、ゴッホのアニメ化された名画『星月夜』が動きだします。また、イサム・ノグチ設計の慶應義塾大学旧ノグチルームのヴァーチャル・ツアーが行えます。

風神雷神図屏風俵屋宗達Wikipediaより


www.youtube.com
Youtubeのチャンネル保湯どんより、"CG映像トリックアート☆風神雷神図屏風をアニメーションで異界の特撮物語にする"

 自然をつかさどる風神雷神は、古くから世界各地で一対の形で描かれてきました。
俵屋宗達の代表作『風神雷神図』は1637年(寛永14)に宗達に製作が依頼されました。
この傑作に1711年(宝永末年)に出会った尾形光琳は、原画に忠実な模写を残しました、
 掲出したアニメ化作品では、宗達作品において使われた金箔が輝きます。それがきっかけとなって、光琳作品において感じられる風神と雷神との掛け合いが、よりダイナミックなやりとりとなって展開されてゆきます。見事な出来栄えです。
 なお、正岡子規にこんな歌があります。
    鳴神の鳴らす八鼓(やつづみ)ことごとく敲(たた)きやぶりて雨晴れにけり      竹の里歌


 次回は、シリーズの総目次をアップいたします。

拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 2024年  
本書では、慶應義塾大学旧ノグチ・ルーム(設計イサム・ノグチ)のヴァーチャル・ツアーを楽しむことができます。


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