シリーズ <動きだす名画たち Masterpieces animated> 目次

ピエール=オーギュスト・ルノワール 『ポン・ヌフ』wikipediaより


シリーズ <動きだす名画たち Masterpieces animated> 目次 (URLをクリックしてみて下さい)
1.ワシリー・カンディンスキー 
https://aushiba.hatenablog.com/entry/2024/11/02/202454

2.エラルタ美術館(ロシア・サンクトペテルブルグ
https://aushiba.hatenablog.com/entry/2024/11/05/094243

3.アンリ・マティス
https://aushiba.hatenablog.com/entry/2024/11/22/091745

4.グスタフ・クリムト
https://aushiba.hatenablog.com/entry/2024/12/01/122255

5.クロード・モネ
https://aushiba.hatenablog.com/entry/2024/12/06/111540

6.ピエール=オーギュスト・ルノワール
https://aushiba.hatenablog.com/entry/2024/12/16/091221

7.ヨハネス・フェルメール
https://aushiba.hatenablog.com/entry/2024/12/20/132712

8.ピーテル・ブリューゲル
https://aushiba.hatenablog.com/entry/2024/12/29/123409

9.風神・雷神図
https://aushiba.hatenablog.com/entry/2025/01/04/110324


拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 2024年  
本書では、慶應義塾大学の旧ノグチ・ルーム(設計イサム・ノグチ)をヴァーチャル・ツアーによって見学することができます。

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シリーズ <動きだす名画たち Masterpieces animated > 9. 風神雷神図

最終回. 9. 風神・雷神図
 世界で制作された名画のアニメーションを紹介し、手短な解説を足してゆきます。
 名画に隠されていた面が見えてくるかもしれません。 
 なお、拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 においても、ゴッホのアニメ化された名画『星月夜』が動きだします。また、イサム・ノグチ設計の慶應義塾大学旧ノグチルームのヴァーチャル・ツアーが行えます。

風神雷神図屏風俵屋宗達Wikipediaより


www.youtube.com
Youtubeのチャンネル保湯どんより、"CG映像トリックアート☆風神雷神図屏風をアニメーションで異界の特撮物語にする"

 自然をつかさどる風神雷神は、古くから世界各地で一対の形で描かれてきました。
俵屋宗達の代表作『風神雷神図』は1637年(寛永14)に宗達に製作が依頼されました。
この傑作に1711年(宝永末年)に出会った尾形光琳は、原画に忠実な模写を残しました、
 掲出したアニメ化作品では、宗達作品において使われた金箔が輝きます。それがきっかけとなって、光琳作品において感じられる風神と雷神との掛け合いが、よりダイナミックなやりとりとなって展開されてゆきます。見事な出来栄えです。
 なお、正岡子規にこんな歌があります。
    鳴神の鳴らす八鼓(やつづみ)ことごとく敲(たた)きやぶりて雨晴れにけり      竹の里歌


 次回は、シリーズの総目次をアップいたします。

拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 2024年  
本書では、慶應義塾大学旧ノグチ・ルーム(設計イサム・ノグチ)のヴァーチャル・ツアーを楽しむことができます。


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シリーズ <動きだす名画たち Masterpieces animated> 8. ピーテル・ブリューゲル

8. ピーテル・ブリューゲル
世界で制作された名画のアニメーションを紹介し、手短な解説を足してゆきます。
名画に隠されていた面が見えてくるかもしれません。 時代をさかのぼりつつ、毎月配信する予定です。
 なお、拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 においても、ゴッホのアニメ化された名画『星月夜』が動きだします。

ピーテル・ブリューゲル Life in the snow     Wikipediaより



www.youtube.com
Youtubeのチャンネル Eagle Eye Videography より、"Motion Graphics Animation - Life in the Snow (Pieter Bruegel)"

 ペーテル・ブリューゲル(1525/30-1669)は、ベルギーとドイツにまたがるフランドル地方の画家です。晩年の成熟期には高い地平から多くの小さな人物たちを俯瞰する構図で、農民の生活を描きました。ブューゲル自身は都会に住み、人文主義者たちと交流した知識人だったこともあり、その絵画にはしばしば「愚かな農民たち」が描かれているとされ、農民の愚かさの寓意が絵に込められているとされてきました。長い間にわたって、「上から目線」で農民たちの滑稽な生活を批判的に描いたと・・・・・。
 しかし、アニメ化された動画からでもうかがわれるように、実際は、ブリューゲルは農民の生活を愛情と共感を込めて見つめていました。農民の生活を細部に渡るまで知っていたからこそ、明るい笑いを含んだ精彩に富む描写が可能になったのです。『農民の婚宴』に描かれた招客の一人は、ブリューゲル自身だという説があります。『失われた時を求めて』においても、主人公がサン=ルーと友情を深め、サン=ルーから新たな芸術観を学びとる「ドンシエール滞在」の場面でも、ブリューゲルの『ベツレヘムでの人口調査』が効果的に活用されています(『ゲルマントのほう』)。

拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社  
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シリーズ <動きだす名画たち Masterpieces animated> 7. ヨハネス・フェルメール

7. ヨハネス・フェルメール
世界で制作された名画のアニメーションを紹介し、手短な解説を足してゆきます。
 名画に隠されていた面が見えてくるかもしれません。 時代をさかのぼりつつ、毎月配信する予定です。
 なお、拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 においても、ゴッホのアニメ化された名画『星月夜』が動きだします。

ヨハネス・フェルメール "真珠の耳飾りの少女" Wikipediaより


www.youtube.com
youtubeのチャンネルAI-Landより ”AI-animated Johannes Vermeer's arts” 「AIアニメーションによるヨハネス・フェルメールの芸術」

 フェルメール(1632-1657)は、名画が多く描かれた17世紀オランダの画家です。『牛乳を注ぐ女』でもわかるように日常におけるなんでもない一コマが描かれますが、その静かな勤勉さには堂々とした威厳のようなものが与えられています。郷愁も広がります。
 ごく普通の働く女性ですが、この風俗画は窓から差し込む淡い光によってさらに魅力を増しています。光はたんなる物理的な光線ではなく、白い粒となってテーブルの容器やパンに降り注ぎ、それによって事物も人もそれぞれ確かな質感を獲得し、新たな生を受けています。
 なお、プルーストフェルメールの「デルフトの眺望』を好み、遠くの家並みに当たる日差しを黄色い「蝶」にたとえ、その反射光が手前のデルフトの薄暗い生活情景を活性化しようとしています。前景の日常生活はそれだけでは自己完結しないで、不意に小さなものであっても、遠くから差し込む光によって輝かしいものに変貌しようとしています。『失われた時を求めて』においてその魅力を見抜いた作家ベルゴットはつぶやきます、「この家の小さな黄色い壁面のように、絵の具を何層にも塗り重ねるようにして、自分も文章を書くべきだった。・・・・・」(『囚われの女』)。静謐な風景画にあっても、相互に働きかけ合う遠景と近景が織りなす動的な世界 ー ここからもプルーストの基本的なものの見方を垣間見ることができます。

拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社   ー
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シリーズ <動きだす名画たち Masterpieces animated> 6 ピエール=オーギュスト・ルノワール

6. ピエール=オーギュスト・ルノワール
世界で制作された名画のアニメーションを紹介し、手短な解説を足してゆきます。
名画に隠されていた面が見えてくるかもしれません。 時代をさかのぼりつつ、毎月配信する予定です。
 なお、拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 においても、ゴッホのアニメ化された名画『星月夜』が動きだします。

オーギュスト・ルノアール - 『ポン・ヌッフ』  Wikipediaより


facebookのNational Gallery of Artより

 ルノワール(1841-1919)はフランスの印象派の画家です。それまでは画家たちはアトリエ内で神話や宗教や歴史から画題を選んで制作に打ち込みましたが、印象派の画家は、キャンバスを戸外に持ち出し、好んで実生活の一コマやパリの都市風景を描き始めました。ルノワールも、『シャンゼリゼの眺め』、『ポンデザール(芸術橋)』、『日傘シリーズ』といった作品が示すように、屋外でも絵筆を走らせ、光線の明るさに包まれた現場の臨場感が描かれました。ルノワールは、「風景画なら、その中で遊びたいと思わせくれるような絵が好きだ」と語っていて、街のそぞろ歩きの歓びを描きました。
 同じ印象派の巨匠モネの絵に比べると、ルノワールの絵では人物 ― とりわけ若い女性の健康な魅力 ― がより明確な形で強調されていて、ここからも陽気な暖かさが感じられます。俳人阿波野青畝に次のような句があります ー「ルノアルの女に毛糸編ませたし」(『春の鳶』)。ルノワールの裸体画からは、確かに毛糸の感触が伝わってきます・・・・・。

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シリーズ <動きだす名画たち Masterpieces animated> 5. クロード・モネ

5. クロード・モネ
世界で制作された名画のアニメーションを紹介し、手短な解説を足してゆきます。
 名画に隠されていた面が見えてくるかもしれません。 時代をさかのぼりつつ、毎月配信する予定です。
 なお、拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 においても、ゴッホのアニメ化された名画『星月夜』が動きだします。


www.youtube.com
youtubeのチャンネルPhil Van Treurendより ”Monet Paintings Brought to Life: His Most Famous Art Animated by AI” 「モネの絵画に命が吹き込まれる: 彼の最も有名な芸術作品が AI によってアニメーション化される」

 クロード・モネ(1840-1926)は、フランス印象派の画家で、現代絵画にも大きな影響を与えた巨匠です。代表作はなんといっても『睡蓮』連作です。  
モネの睡蓮第二連作においても、プルーストのヴィヴォンヌ川描写においても、水面に空や木々が映り込み、水と空は関与し合います。水も空もそれぞれ個別の物質として注視されるのではなくなり、ここでも変貌し、互いに溶け合うかのようです。
  プルーストはモネの睡蓮第二連作をさらに独自に展開させて、水中にも「きらめく万華鏡」を見て取ります。この水中万華鏡は、ただ夕日を受けるだけでなく、それを反射させ、睡蓮に赤い縁を加えたりします。
  水、空、水面は相互に働きかけ合う、動きのある重層として把握されています。プルースト特有のものの見方の一端がうかがわれる描写です。
  また、プルーストはこのコンブレの川の情景を、「夕陽の夢想」と呼びましたが、モネ自身も夕方の睡蓮の池をとりわけ好んでいました。

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シリーズ <動きだす名画たち Masterpieces animated> 4. グスタフ・クリムト

4. グスタフ・クリムト
世界で制作された名画のアニメーションを紹介し、手短な解説を足してゆきます。
名画に隠されていた面が見えてくるかもしれません。 時代をさかのぼりつつ、毎月配信する予定です。
 なお、拙書『受容から創造へ 文学・芸術に導かれて』 作品社 においても、ゴッホのアニメ化された名画『星月夜』が動きだします。


www.youtube.com
youtube チャンネル Art Enigmaより
アニメ化された絵画は『アデーレ=ブロッホ夫人と風景』他

 オーストリアの画家グスタフ・クリムト(1862-1918)は、当時の保守的な美術家組合を嫌い、ウィーン分離派を結成し、その初代会長を務めています。モダンデザインの成立に大きな役割を果たしました。
 夫人像に漂う官能性は、時を超えて輝き続ける金箔によって保たれ、守られているように見えます。
 風景画も多く手がけましたが、平面的装飾的でありながら、どこか不安げな表現も感じられます。
 ジャポニズムに影響を受けていて、クリムトの諸作品からは日本の影響 ー たとえば、装飾性や平面処理など ー を指摘することができます。

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